MUKU-DATA  銃床: イングリッシュウォルナット系 ターキッシュ?フレンチ?

昨日、県外から来られたお客様、
スゲェーものを見せていただいた。
ショットガンの「銃床」
ハンドガン(エアーガン)のグリップに黒柿やシャム、ローズなど
機会があれば自分でカスタマイズして銘木を組み込んでみようかな・・
なんていう事を前に思っていたことはあったのですが・・・
黒い筋模様が交錯する美しすぎる杢目
磨きもオイルに細かなペーパーで磨くとここまで輝くのですね。。
この銃床にするクルミを探しているとの事。
この薄い地の色合いに黒の筋模様、
クラロウォルナットに見られる接ぎ木された
接ぎ木の部分のイングリッシュウォルナットの色合いと杢目です。
ほんの僅かイングリッシュウォルナットが残されたクラロウォルナットは
見たことがありますが、
接ぎ木部分のイングリッシュウォルナットのみが市場に出ていたことは
かつて見たことがありません。(まだ浅い経験ですが・・)
イングリッシュウォルナットやフレンチウォルナット、ターキッシュウォルナットなど
耳にしますが、認識ではこれらは地の色が薄く筋模様が黒いという認識なのですが
それが正しいのかどうかは定かではありません。
ただ、手持ちのクラロに接ぎ木されたウォルナットがイングリッシュだよって
言われたのでこれがイングリッシュウォルナットなのね、っていう程度の認識です。
もしかして、この手持ちの接ぎ木部分は
ターキッシュウォルナットかもしれないし、フレンチウォルナットなのかもしれません。
これらイングリッシュ系のウォルナットが市場に出てこないのは
これらの部分は海外で銃床用として先に取られているのかなぁ・・と想像したりします。
写真の銃床はかつてイタリアから銃床用部材として
分けてもらった材を日本で加工して作られたそうです。
現状は、この手の材は少なく高価なのでアメリカンウォルナットが使われているようで、
ちょと上物になると黒い筋が強いクラロウォルナットでも十分いけるそうです。
クラロ、イングリッシュ、ターキッシュ、フレンチ、と
新たに考えたり意識したりする機会をいただけたと思います。
ペンやナイフ、ギターにランディングネット、そして銃、
極めた先の道具類にこられの銘木が使われている事が多いのも
木(特に希少な杢)は身近に置き触っていたい
(特に男子の)宝石なんだなぁ・・と感じます。
昨日1/11は新潟県内は平地でも大雪、交通機関は乱れていたのですが
無事に県外へ脱出できたかどうか心配ですが・・・
弊社から2~3kmの所にクレー射撃場がありますので
許可書を取ってやってみようかなぁ・・なんて思ったり。。。
ストレス発散に良さそうですが、
当たらないと余計にストレス溜まるよって話されていました。
「美しすぎる銃床」
杢目が焼き付いて離れません。
素晴らしいものを見せていただきました。
どうもありがとうございます!
これはクラロウォルナット
これでも十分に良い銃床が取れるそうです。
これはクラロウォルナットで
接ぎ木部分はイングリッシュウォルナット
こちらも接ぎ木されたイングリッシュの
地の色は薄く縞は濃い。
日本でいえば似ている木は黒柿。
黒く交錯する縞模様に心が惹かれるのは
万国共通ってことなのでしょうか・・・?
大きな材から良い杢目部分を切るのは何だか勿体ないなぁ・・なんて
ギター系の材木屋さんに以前話していたことがありますが、
「一枚を細かくして何十枚に分けてギターを作ることは
何十人にも幸せを分けてあげることができるんだよ」って言葉に
あっそっかぁ・・って妙に納得させられたことがありましたが。。
まぁそうとも言えますかね。

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